咬み合せとは




咬み合せ(咬合(こうごう))とは、上顎と下顎の歯が接触することをいいます。
咬み合せの異常により、むし歯、歯周病、顎関節症、開口障害や嚥下障害
の発生など多岐にわたる症状を起こすことがあり、正しい咬合が求められます。

正常咬合とは






正常咬合とは、上下の歯がきれいなU字のアーチで並んでおり、
上下のかみ合わせがしっかり咬んでいる状態を言います。
主なポイントは次の4つになります。

@上下の前歯の中心がまっすぐ揃っている。
A中心から2番目以降の歯は、1/2ずつずれている。
B上の歯が下の歯に2〜3ミリ重なっている。
C上の歯が下の歯より2〜3ミリ前に出ている。





不正咬合の種類

叢生(そうせい)




顎が小さくて、歯が生える場所が足りないくて、個々の歯が出たり引っ込んだり重なっている状態です。
特に、前から3番目の歯(犬歯)がはみでた状態を「八重歯」といい、欧米では「ドラキュラの歯」といわれるように、歯並びの見た目が悪い状態と判断されてしまいます。
重なっているところはブラッシングができないために虫歯や歯周病のリスクが上がります。
顎の大きさと歯の大きさのバランスがとれていない場合に多く見られます。



上顎前突(じょうがくぜんとつ)




上顎の歯列が前方に位置している状態の咬み合せです。
前歯で噛み切ることができなかったり、発音に影響する場合があります。
上顎の前歯に押されて口唇が出ている場合があります。
歯の位置や傾きの異常や、上顎骨または下顎骨の位置異常や大きさの
不調和によって起こっているものなどが考えられます。



下顎前突(かがくぜんとつ)




下顎の歯列が前方に位置している状態の咬み合せです。
“反対咬合”、または“うけ口”とよばれることがあります。
前歯で噛み切ることができなかったり、発音に影響する場合があります。
外科手術を併用した矯正治療をおこなう場合があります。
噛み癖によるもの、歯の位置や傾きの異常によって起こっているもの、上顎骨または下顎骨の位置異常や大きさの不調和によって起こっているものなどが考えられます。
小児期や成長期に下顎前突が認められる場合、正常な顎骨の成長を阻害し、いま以上にその状態が悪くなる可能性があります。




上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)







上下の歯列が前方に位置している状態の咬み合せです。
上下の前歯に押されて口もとが突出している場合があります。
口を上手く閉じることが難しく、閉じたときにあご先(オトガイ)の筋肉が緊張し、
うめぼしのようにスジが出てしまうことがあります。



開咬(かいこう)




上下の歯を奥歯で咬み合せたとき、前歯や横の歯の間に隙間があいていて、かむことのできない状態の咬み合せです。
これは、指しゃぶりや舌の癖などの悪習癖や、鼻疾患による口呼吸などが原因で生じることがあります。
通常歯は、口腔周囲の環境が調和しているところ、すなわち、歯列弓の外側にある口唇や頬筋と、内側にある舌の力のバランスが調和している所に並びます。
開咬であるために口腔周囲の悪習癖をつくりだし、またその悪習癖が開咬という形態をつくりだすという悪循環を繰り返します。
開咬は、前歯で食べ物を噛み切ることができないばかりでなく、正しい発音もできません。



過蓋咬合(かがいこうごう)




上下の前歯の咬み合わせが深い状態です。
下の前歯が上の前歯に隠れてしまったり、下の前歯が上あごの粘膜を
傷つけてしまう場合があります。










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